2019年3月まで個別指導部を担当していた塩崎雄太先生。
実は、彼自身、大学受験を控えていたのですが、塾で働きながら大学合格を目指したいと申し出があり、講師として一年間手助けをしてもらっていました。
その彼がこの度、神奈川大学国際経営学部の給費制試験に挑戦し、志願者数957人中 定員30人という超狭き門を見事に突破したのです!!
給費制なので、4年間の授業料を払う必要なし。なんと親孝行な息子さんでしょう!
以下、受験勉強や心の持ち方等について聴いてみましたので、これから受験に向かう皆さん、ぜひ参考にしてくださいね。
Q&A
なぜ神奈川大学の国際経営学部給費制を選びましたか?
将来自営業をしたいと思っていて、経営の根幹を学びたかったからです。
それと、給費制ということで、それなりに学力が高い人が集まってきて、面白い人がたくさんいるだろうと思って。(笑)
また、学費が全額免除になると共に自宅外通学だと更に給付金がもらえて、アルバイトを軽めに抑えられる分、勉強に力を入れることができると思ったからです。
受験で大切な心構えは?
常に壁に向き合い続けること。
しんどいし、正直やめたいと思ったこともあるけれど、休みつつ(休み=やめることではなく)、ゴールまで走り続けることです。
試験対策はどんなふうにしましたか?
試験科目は英語・国語・社会の3科目でした。英語の配点が1.5倍だったので、過去問(赤本)を8年分解きました。繰り返すことで、大学側の出題パターンや意図が見えてきます。
思うように点数を取れなかった場合、自分でしっかり原因を分析して対策を練る→必要なことが見えてくる→必要だと思ったものを必要なタイミングでやることが大事です。
英語:
レベル別問題集(安河内哲也著、東進ブックス)のレベル2~4から始めるといいと思います。
国語:
赤本。まずはしっかり読んで意味が分かること。筆者が言いたいことをだいたい掴めることが大事。現代文は評論用語に慣れておこう。古文は単語と文法をおさえよう。古典文法のお勧めは望月光先生のものです。
社会:
自分は地理を選択したけれど、世界史か日本史を勉強しておいた方がいいです。選択できる学科・大学が多いから。地理は教科書をある程度頭に入れてから問題に進むこと。とにかく問題をたくさん解くことと、統計に慣れ、グラフを見て考える訓練をすることです。長岡顕先生の本がお勧めです。
他に塾生に伝えたいことはありますか?
自分がどういう自分でありたいのか。
―― 自分の実力より少し上を目指した方がよいと思います。目標を持つことが大事。そして、決して下げないこと。
学校の先生の言葉に惑わされてはだめ。当てにならないこともあるので、自分でよく調べ、自分で選ぼう。そのための塾でもあるから、一緒にプランを練って話し合っていこう!!
塩崎先生のお母様より
息子は当初大学に行かないつもりでしたが、高3の後半に急に「早稲田大学に行きたい!」と言い出しました。当時の高校の先生は合格が現実的な大学を勧めましたが、そちらを選ばず、ダメもとで早稲田大学を受験しました。
その時から浪人生活が始まったわけですが、私は、自分の身の丈に合った戦い方であれば、何回チャレンジしてもいいと思っています。最終的に決めるのは子ども自身です。
大学に行きたいと自分で選んだのですから、アルバイトをして旅費を稼ぐ等自分でできることはやる。そして、言い訳はさせない。自分で選んだのですから。
人生100年時代と言われる中、若い時に足踏みすることは、後で振り返るとほんの一瞬に思えるでしょう。
でも、その期間に「自分は自分、他と比べることはない」という本来の自分のあり方を見つめ直すことができます。ダメでもOK、乗り越えられるから。ぜひ果敢にチャレンジしてほしいです。
給付型奨学金を得るためには、内申が良くないとだめですから、高校1年生の時から定期テストで8割得点することを意識したらよいと思います。学費や入学金の免除制度を設けている大学は意外とたくさんあるので、情報を随時調べてみてください。
「推薦は無理」と決めつけずに、AO推薦や指定校推薦、一般推薦等、全然イケるから、どんどん利用するつもりで臨んでください。手が届くところにあります!!
子どもに「無理」と言わないでください!